2017年 TREKロードバイク EMONDA(エモンダ)SL5!!

2017年 TREKロードバイク EMONDA(エモンダ)SL5!!

2017-12-03T09:00:39+00:00 2016/07/4|展示車のご紹介|
こんにちは、鈴木です。
多くの2017年モデルが入荷している中、本日は私自身も愛用している、
EMONDA SL5 のご紹介です!
※写真はクリックで拡大します
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TREK EMONDA SL5
フレーム : OCLV500 カーボン
コンポーネント : SHIMANO 105
価格 :  ¥276,852-(税別)
 

 

※同じフレームに、コンポーネントSHIMANO「ULTEGRA」でアッセンブルされているのが
 兄弟車種の EMONDA SL6 です。
 こちらの記事もご覧ください。

 

軽さとスムースな乗り心地を高次元で両立したフルカーボンロードバイクです。一昨年のデビュー以来、そのオールラウンドな性能で、当店でも最も人気の高い車種です。
今シーズンはこの2カラーが発表され、当店では既に展示しております。
Viper Red
ロードスポーツのイメージがぴったり、精悍な赤ですね。TREKのロゴとヘッドから流れるラインがブラックで、より引き締まった印象になります。自然と気分を盛り上げてくれる赤、爽快に走りたい方にオススメです!
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Quicksilver
こちらは今までにない、マットシルバーとブルーの組み合わせです。派手ではないのですが、その意外性で個性が光ります。清涼感のある爽やかな仕上がり。マットカラーがカーボンフレームのボリューム感を綺麗に魅せてくれます。
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今シーズは対称的な雰囲気の2カラーですね。どちらを選んでも、EMONDAの魅力は変わりません!私も2年近く、パーツを変えながらEMONDAに乗っています。ここからは少し、EMOMDAの特徴をご説明いたします。
【バランス感覚抜群の設計】
さて、超軽量バイクとして衝撃的なデビューを果たしたEMONDAですが、実際の魅力は「超軽量」に対して、乗り心地や剛性(力を逃さず伝達するための堅さ)を犠牲にしていない、さらに自然な操作性を実現しているバランス感覚だと思います。
フレームの形状を見ていくと、
パワーを伝えるべきダウンチューブは極端に太く、(左写真)
しなりを必要とするシートチューブは限りなく細くなっています。(右写真)
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※画像は同一フレームを使用するEMONDA SL6
しかも、単純な円形断面はどこにも見当たりません。トレックの持つカーボン成型技術を余すことなく発揮して、変幻自在な形状をしていますね。
EMONDA SLシリーズのフレームは、研究データの蓄積によって得られた結果を元に形作られています。TREKはフレーム内部に発生する応力の解析を世界に先駆けて取り入れました。その長年の解析結果を形にしたのがEMONDAというわけです。
フレームに必要な剛性しなり(乗り心地・バネのような推進力に影響する)を部分によってコントロールした結果の形です。カッコよく見せるためのスタイリングではなく、機能美を理想とするなんともトレックらしいフレームです。見る角度によって太さが違って見える滑らかな形状は、まるで彫刻のような綺麗さがありますね。
【充実のパーツアッセンブル】
EMONDA SL5 のコンポーネント(変速機やブレーキなど、パーツ一式のセットのこと)は、SHIMANOの「105(イチマルゴ)」を使用しています。「105」は、上位モデルの設計を引き継ぎながらも価格を抑えた一番人気グレードです。
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この105コンポーネントを使用するバイクは数多くあります。しかし実は、「105」仕様と言っても全てのパーツに105を使っているとは限りません。多くのロードバイクでは製造コストを抑えるため、一部パーツでダウングレードの部品が混ざっているのも珍しくありません。
EMONDAシリーズは実際に全てのパーツに同一グレードを使用しています。
変速機本体はもちろん、
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前後のブレーキも、
カセットスプロケットやチェーンまで同一グレードで揃えています。
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目立たない部品まで真面目に手を抜かない辺りが、
玄人にも受け入れられるTREKらしさですね。
【美しさを保つための細部デザイン】
綺麗なカーボンフレームの曲線を乱さないため、外見についても細かい所まで配慮されています。ブレーキなどのケーブルはフレーム内部に仕舞いこまれ、フレームのペイントはケーブルと一体化するようなデザインになっていますね。
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スピードなどを計るためのセンサーもフレームに内蔵してしまいましょう。
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オプションパーツを取り付けても、スムースな外観が乱されることはありませんね。
実際に使用するシーンまでしっかり考え、行届いた設計。誤魔化しの無いパーツアッセンブルと合わせて、見るほどに真面目さが際立つバイクですね。
 
【まとめ】
同じトレックのバイクでも、新しいアイデアを盛り込んだDOMANEやMADONEとは違った魅力を持っています。「革新的なアイデア」よりむしろ、培ったカーボン成型技術と、膨大なデータによる緻密な計算から生まれた形です。シンプルな作りで潔く、結果として革新的な軽さを実現していますよね。同一グレードのパーツ構成でコストパフォーマンスにも非常に優れたEMONDA、鈴木イチオシのバイクです!
こちらのインプレッション記事もご参照ください。
2017年、発表されたバイクラインナップはこちらを。
鈴木恒